種子島の夜は暗い。暗いというより黒いです。
都会のように白味がかった暗さではなく、
純度100%のような黒い空間が夜空を覆います。
だから、種子島ではどこにいても星は見えます。

でも、せっかくならこの島でいちばん綺麗に
星が見える場所に行ってみたい。
そこで、かつて星空日本一に輝いたことのある場所にやってきました。

まわりはさとうきび畑に囲まれ、他には何もありません。
お店や民家もなく、光源はどこにもない。見わたす限りの暗闇です。

そんな真っ暗な世界で最後の光源である車のライトを消した瞬間、
星の世界が現れました。
天の川もすぐに発見。
地平線から、頭上にいたるまで
どこを向いてもきらきらと星が輝いてます。
まるで天然の大プラネタリウムです。

心の中で大歓声が起こり、
じっとその場に立ちすくんでいます。
この素晴らしい瞬間を写真に残そうと、
スマホのカメラのシャッターを切りますが、
自分の技術の未熟さもあって全く映りません。

写真も動画も残らない。
でも、きっと、これは心に残す風景なんでしょうね。
いつまでも胸にしまっておこう。

あ、流れ星。

宇宙にいちばん近い島は、
星にもとても近い島でした。

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