足を前方に伸ばし、くぼみに引っ掛けます。
両手でパドルを握りしめ、準備完了。

ここからは私一人。
何があっても自分で何とかしなければいけません。
(本当にダメな時はインストラクターが助けてくれます)
一隻の小さな舟が陸を離れはじめるにつれ、
私の不安も膨らんでいきました。

ゆっくりと漕ぎはじめます。まずはまっすぐ前進。
右、左、右、左、とクロールのように水をかき分け、進んでいきます。

早く漕ごうとすると、とんでもない方向に進んでしまうので、
できるだけゆっくり海面を撫でるように優しく押し分けていきます。

思っていたより難しかったのが右折と左折。
頭で描いた方向と違う方向に進んでしまって、
何度も迷子になりそうでした。センスのない私です。。

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はじめのうちは景色を楽しむ余裕なんて
1ミリもなかったのですが、慣れてくると
海を楽しむ時間が生まれてきます。

そこからがシーカヤックの本番です。
静かな波の音に耳を澄ましたり、
陸からでは見られない景色に胸が高鳴ったり、
巨岩の洞窟を通り抜けたり、
海風に気持ちよくなったり、
照り返る日差しで日光浴を味わったり、
時にはパドルを静止させて、
ゆりかごのようにゆっくりしたり、
海の上をのんびり散歩するように心地のいい時間を味わいます。

海の中を泳ぐことも楽しいけれど、
海の上を歩くことも楽しいんだ。
そのことをシーカヤックが教えてくれました。

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