安納芋が、種子島の農業を変えた。

私は六人兄弟の末っ子として生まれました。兄たちが次々と島を出てゆく中、種子島に残ったのは私一人だけです。理由は簡単、この島の海が好きだったんですね。少年時代のころから、泳いだり、魚を獲ったりして、海と過ごしていました。今でも畑仕事の合間をぬって漁に出ています。

私が安納芋の生産に本格的に取り組んだのは、今から12年ほど前です。安納芋そのものの歴史は、60年以上前、インドネシアのスマトラ島から持ち帰った一個のサツマイモが、この安納地区に根付き、栽培されてきたと聞いています。

ブームのきっかけは、大手スーパーとの取引でした。この地区だけで細々と栽培していたサツマイモが、突然、全国区になったのですからびっくりしましたね。当時は、まだ味や品質にばらつきがあったので、みんなで知恵を出し合って、試行錯誤しながら、より良い安納芋作りに必死でした。

今の時代は安心・安全は当たり前です。その上でいかに美味しい芋を作るかが課題だと思います。お客さんから喜びの声をもらえばもらうほど、自信や責任を感じて手を抜けなくなるんですよ。安納芋が私たち農家の意識を変え、種子島の農業を変えたのかもしれません。これからも、やっぱり本場・種子島の安納芋は一味違うと言ってもらえるように、安納の名に恥じない本物の安納芋を作りつづけます。

■ 種子島の好きなもの

青果の安納芋も、もちろん素晴らしい味ですが、安納芋を使った加工品やスイーツもおすすめです。
とても美味しいと思います。

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