タネビトその6 中種子町地域おこし協力隊 松田憲政さん タネビトその6 中種子町地域おこし協力隊 松田憲政さん

旅の終着点が種子島でした。


子どもたちの学びの島へ。

今、私は中種子町の地域おこし協力隊として活動しています。

58号線から一本中に入った農道に素晴らしい景色があります。そこで夕日を見ていると、さとうきび畑や安納芋の葉っぱがバ~っとそよいで風が目に見え、海の水面はギラギラ光っている。その全景がすごい素敵で。この島の素晴らしさを伝える仕事っていいなあと思ったんです。

まだこの仕事に就いて間もないですが、今後、取り組んでいきたいことがあります。それは子どもたちを招き入れることです。浜田海水浴場に潮の満ち引きで景色がガラリと変わる入り江があるんですね。水が引いたらマングローブが見え、満潮になったら湖になる。劇的に変わるその景色にとても感動したんです。そういう光景を子どもたちが目の当たりにして「潮の満ち引きはすごい」という感動から「月の満ち欠けがあるんだ」、「星が綺麗」、「宇宙とつながっている」と科学に興味を持ってもらう。また海岸の近くでは昔海底にあった岩が隆起して地層が見えます。種子島はまさに自然科学を学ぶ場所として最適な島だと思うんですよね。学びの島として、たくさんの子どもたちに来てもらいたいという思いがあります。

それからサーフィンをする人に種子島をアピールしたい。都市部の人たちで海の近くに移住したいと考えている人は潜在的にいると思います。そういう層にどんどんアプローチして外の空気を入れて、風を起こし、うねりにつなげ、種子島の活性化につながればいいなと思っています。

海の近くで暮らしたかった。

私は大阪から種子島に移住してきました。理由はサーフィンです。サーフィンをするなら種子島は日本で一番だと思います。うねりの向きや風の調子など、コンディションの整ったいい波に巡りあうのはとても難しいんですね。でも、種子島は海に囲まれ、それほど大きな島ではない。波の状態を見てすぐに立ち回れる。サーフパラダイスだと思います。

都市部に住んでいると週末サーフィンが一般的なスタイルだと思いますが、仕事のある日でも出勤前や退勤後に海に入る。そういう生活に憧れがありました。いつしかその想いが抑えられなくなり、移住を決めました。

これまで私は、自転車旅行をはじめ、徒歩旅行、バックパッカー、登山など遠くへ旅して、いろんな世界を見てまわりたい気持ちをずっと持っていました。そしてその旅の終着点が種子島なのかなと思っています。私はこの島でこれからの人生を歩んでいきます。

■ 種子島の好きな場所

やっぱり農道ですね。農道にあるウッドデッキから眺める夕日が最高です。さとうきび畑と安納芋の葉っぱが風にそよぎ、その向こうでは色が変化していく水面がある。時折通りすぎるのは軽トラやトラクターだけなので静かに時間を過ごすには最高です。いちばん好きな場所です。

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