種子島の人が完成させた火縄銃。

種子島に生まれ育った私ですが、火縄銃については歴史の教科書程度の知識しか持っていませんでした。保存会に入会して学ぶうちに、なぜ種子島に鉄砲が伝わったのかという、歴史の必然性のようなものを感じるようになりました。

良質の砂鉄が取れる種子島では、古くから製鉄や鍛治が盛んであったこと、火薬は近隣の硫黄島から取り寄せることができたそうです。ポルトガル人より買い付けた二丁の銃を見本に、わずか一年で国産銃を完成させた当時の技術力は、種子島の人間として誇らしく思っています。

歓声が上がる火縄銃の轟音。

昭和46年に種子島火縄銃同好会が発足し、翌年の昭和47年から種子島火縄銃保存会として活動が始まりました。保存会では、火縄銃の保存はもちろんのこと、流儀と呼ばれる打ち方や兵法の保存・研究のほか、毎年8月に開催される種子島鉄砲祭りや国内の鉄砲隊との交流イベントに参加するなど、種子島の火縄銃や鉄砲文化に興味を持っていただくための活動を行っています。

火縄銃の発射音は想像以上に凄まじく、街中で試射をすると建物に反射してものすごく大きな音がなります。各地で試射をするたび、観客の皆さんからはウォーという歓声が上がるんですよ。「こんなにすごいんだ」という声をよく耳にします。火縄銃をきっかけに、できれば種子島に足を運んでいただきたいですし、素晴らしい自然や文化、歴史や食など、種子島でしか感じることのできない魅力をお伝えしたいですね。

■ 種子島の好きな場所

種子島らしい遠浅の海が好きです。
とくに市街地から車で約10分ほど北上したところにある大崎海岸や板敷鼻がお気に入りのスポットです。

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