島の人々が守りつづける鶏、インギー鶏。

インギー鶏が鹿児島県の天然記念物に指定されたのを機に、保存会を立ち上げました。100年以上もの間、種子島の先輩方が大切に守ってきた文化を私たちの代でなくすわけにはいきませんからね。インギー鶏を守り育て、きちんと後世に伝えていくことを主たる目的として活動しています。

インギーとはイギリスという意味です。約120年前、種子島沖で座礁したイギリス船を助けたお礼に、船内で飼育していた11羽の食用鶏を譲られたことがそのルーツだそうです。インギーさん(イギリス人)に貰った鳥だから、インギー鷄という名前が付けられました。

尾骨はあるのに尾羽が短いという学術的にも珍しい鶏で、世界でも原種は種子島にしか残っていないとのこと。非常に貴重な鶏です。小型で成長が遅い鶏なのですが、弾力のある肉質と深い旨みを持っているので、地元では昔からお御馳走として食べられていました。

現在、天然記念物に指定されているインギー鶏は100羽弱、品評会で認証された優良種だけが天然記念物に指定されます。餌に安納芋を混ぜたり、飲み水に地下水を使ったり、自然に近い方法で飼育するので、渡り鳥からのウイルス感染も心配です。石灰をこまめに撒いたりして、病気にかからないように気をつけています。元気に育てるには手間も時間もかかりますが、種子島の宝として大切に守り育てていきたいと思っています。

■ 種子島の好きな場所

10年くらい前に北海道から移住してきました。いちばんの理由はサーフィンです。波に乗るのが好きな人にとって種子島は最高の島だと思います。だから、いちばん好きな場所は海ですね。とくに宇宙センターの近くにある竹崎ポイントが好きです。

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